無償の依頼、どう向き合う?

アーティストやクリエイターが考えるべきこと

アーティストやクリエイターとして活動していると、「無償でお願いしたい」という依頼を受けることが多いです。
私も経験があり、最初は「誰かの役に立ちたい」「信頼されているなら応えたい」という気持ちで引き受けていました。

ですが、その結果、自分を見失いかけた時期もありました。

「ただ忙しいだけのいい人」になっていた過去

振り返ると、私は若い頃、頼まれるままに色々なことに対応しすぎて、ただ忙しいだけの「いい人」になっていた時期がありました。
その頃は、目の前の仕事をこなすことで自分の価値を感じていたのかも・・・

もちろん、若い時にそんな時期を経験すること自体は悪いことではありません。
それが経験や学びとなり、自分を成長させることもあります。

でも、その状態を続けるのは難しいです。
無償の依頼ばかりに対応していると、いつか自分の時間やエネルギーが尽きてしまいます。

無償の依頼に対する向き合い方

無償の依頼すべてが「悪い」わけではありません。
それを引き受けるかどうかを見極めることが大切です。
私自身、今は以下のポイントを大切にしています。

• 心から協力したいと思えるか?
誰かを応援したい気持ちや、共感できるプロジェクトなら、無償でも喜んで協力する

• ワクワクするか?
自分にとって新しい挑戦や、スキルアップにつながる内容なら、経験として引き受ける価値がある

• 次に繋がる可能性があるか?
無償の仕事が次の有償の仕事に繋がることもある
(自分にとって価値を生むかどうかを冷静に考える)

•自分の心に余裕があるか?
忙しすぎて心に余裕がないときは、無理をして引き受けるべきではない

「いい人」から卒業する勇気

若い頃は、誰かに喜んでもらえるだけで嬉しくて、みんなに好かれたくて「いい人」でいようと頑張っていました。
でも、アーティストとして本当にやりたいことに集中するためには、自分の時間を大切にすることが必要です。

「ノー」と言うのは勇気がいりますが、それが相手への誠実さでもあると学びました。
曖昧に引き受けて結果的に中途半端になるより、自分が本気で向き合える仕事を選び、全力を尽くすほうが、お互いにとって良い結果を生むはずです。

支援の形は人それぞれ

支援=無償という考え方に縛られる必要はなく、
大切なのは、自分が納得できる形で価値を届けることです。

無償の依頼に悩んでいるアーティストやクリエイターの皆さん。
過去の私のように「ただ忙しいだけのいい人」にならず、心から納得できる選択をしながら、自分らしい活動を続けていきましょうね!

 

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