「絵を描く」のその先へ。展示も販売もしたことがない人にこそ体験してほしい、アートワークショップのお話。
こんにちは、タナカナミです。
わたしは普段、アーティストとして活動しながら、
たくさんのアーティストやアート好きな人たちと関わっています。
そんな日々の中で、たびたび耳にするのがこんな声です。
「絵を描くのは好き。でも、それをどうやって人に届ければいいのかわからない」
「作品をSNSには投稿しているけど、展示や販売ってハードルが高くて…」
「価格をつけるのが怖いし、自信もない」
これ、ほんとうによく聞きます。
実際に「アーティストとして活動している」と言っても、
“描く”ことだけで止まってしまっている人は少なくありません。
描けたらアーティスト?
いえ、違います。「描いた先」があるからこそ職業になる。
「絵が好き」「描くのが楽しい」という気持ち。
それが出発点であることは、もちろん間違いありません。
でも、職業としてアーティストを続けていくには、
描いたものを展示し、人に見てもらい、価格をつけ、販売して、届ける。
その一連の流れをつくっていくことが欠かせません。
それはまさに、
「アートを社会の中で循環させる」ための行為です。
どれだけ素晴らしい作品も、
描いてSNSに投稿するだけでは、一時のリアクションで終わってしまうことが多い。
でも、人の手に渡り、暮らしの中に飾られたとき、
その作品はようやく役目を果たし始めるのだと思います。
でも、誰もその“先”を教えてくれない。
絵が好きで、「アーティストになりたい」と夢を語る子どもたちはたくさんいます。
でも、大人になると「それじゃ食べていけないからやめなさい」と言われてしまう。
絵の描き方や、表現方法を教えてくれる教室はたくさんあっても、
その先のこと、
「どうやって社会とつながるか」「どう仕事にするか」まで教えてくれる場は、なかなかありません。
すでにアーティストとして活動している大人の中にも、
作品は作れても、展示や販売に踏み出せず、その先で迷子になっている人はとても多いです。
世の中には多くのアート教室や学校があって、絵の描き方や表現方法は教えてくれます。
でも、その先のこと展示の方法、値段のつけ方、販売の仕方を学ぶ機会は、ほとんどありません。
「絵じゃ食べていけないよ」
「そんな夢みたいなこと言ってないで、安定した仕事を探しなさい」
けれど本当は、「食べていけない」のではなく、「どうすれば届けられるか」を知らないだけかもしれません。
私がこれまで出会ってきた方たちの中にも、
技術も感性も素晴らしく、たくさんの作品を生み出しているのに、
「この先どうすればいいかわからない」と言って立ち止まってしまっている人がたくさんいました。
その姿を見て
「これはもう、描く体験よりも届ける体験が必要だ」と感じました。
アートを「描いて終わり」にしない。
作品をつくるだけでは、
アーティスト“っぽいこと”をしている人。
もちろんそれも尊い行為
でも、それを職業として続けていくためには、
もう一歩、二歩、三歩と、いくつもの段階が必要です。
一歩目は「展示すること」
自分の表現を外に出し、誰かに見てもらう場をつくること。
作品を人の目にさらす経験は、アーティストとしての自覚を育てます。
二歩目は「価格をつけること」
作品に対して「価値」を言語化する行為。
自分の表現をお金に変えることに抵抗がある方も多いけれど、
それこそが“職業としてのアート”の第一歩です。
三歩目は「販売し、循環させること」
誰かが作品を購入し、暮らしの中に飾り、日々眺める。
その先にある豊かさを想像することは、アーティストにとって大切な視点です。
こうした段階を、体験としてやさしく感じてもらえるように、
企画したのが、この夏、福岡・薬院で開催するアートワークショップです。
「描く」→「飾る」→「売ってみる」というプロセスをまるっと盛り込みました。
ただ描くだけじゃなく、
飾って、値段をつけて、売ってみる。
そんなアーティスト体験ができる場所をつくりたいと思ったからです。
描く → 飾る → 売ってみる
それがチャリティーにもつながる、特別な2時間。
\ LIFE & ART 暮らしとアート展2025 オープニングワークショップ /
「LIFE & ART 2025 〜暮らしとアート展〜」オープニングワークショップ
妄想美術室 presents「魅惑のクリムトを描こう!」
- 8月2日(土)13:00〜15:00
- トーヨーキッチンスタイル福岡ショールーム(福岡市中央区薬院)
- 参加費:4,500円(画材代・送料込)
- 定員:8名(予約制)
- 講師:タナカナミ
テーマはクリムトの《接吻》。
下地のあるキャンバスに、自由な妄想力で“あなたらしい一枚”を描いていきます。
絵の技術や経験がなくても大丈夫。
筆を持つのが久しぶりでもお子さまでも楽しめる、やさしい内容です。
このワークショップでできること:
✔ 描いた作品はそのまま【会場に展示OK】
✔ タイトルや価格をつけて【販売OK】
✔ 展示終了後は【送料無料でご自宅へお届け】
✔ 使用したアクリル絵の具&筆2本は【お持ち帰りOK】
✔ さらに今回は【チャリティーイベント】として、参加費の一部が病気と向き合う子どもたちへの支援に活用されます🕊
会場は、ラグジュアリーなインテリア空間
――飾ってみる楽しさを、まるごと味わう
今回の展示会場は、福岡・薬院のトーヨーキッチンスタイル福岡ショールーム。
高級感あるキッチンや家具が並ぶ、洗練された空間です。
自分の作品が、そんな空間にしっくりと馴染む。
暮らしの中にアートがあるって、こういうことなんだ。
そんな実感を味わってもらえたら嬉しいです。
こどもにも、大人にも、夏休みにこそ体験してほしい!
夢の話をしている子どもたちが、
「アーティストになりたい」と言ったとき、
それをすぐ否定せず、
「じゃあ、どんなふうにアートを届けたいの?」
と聞いてあげられる大人でありたい。
これは、単なるアートワークショップではありません。
「アートで生きていくことのリアルな第一歩」を、
楽しみながら試してみる場所です。
「いきなり展示なんてムリ…」
「売れなかったら恥ずかしい…」
「作品に値段をつけるなんておこがましい…」
そんなふうに感じている人にこそ、
このワークショップがきっかけになれば嬉しいです。
🔗 ご予約・詳細はこちらから
👉 https://mousou-82.peatix.com
この妄想美術室のワークショップは弊社のイベント会場以外にも
ご要望があれば出張で開催しています。
ご興味ある方はお気軽にお問い合わせくださいね。
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