子育てしながらアートを生きる

娘の成人式を迎えて思うこと

今日は長女の成人式。

22歳で出産した娘が成人を迎え、
私の振袖を今度は娘が着ている姿みて、 とても感慨深い気持ちです。

あの娘を出産した頃を振り返ると、とにかく毎日が必死でした。
娘を出産して「お母さん」になるまでは、正直なところ、生活はそんなに変わらないだろうと思っていました。

ただ家族が増えるだけ。
子育ても、仕事も、作家活動も、気合いで頑張れば両立できるものだと思い込んでいたんです。

でも、現実は甘くなかった。

作家活動を「趣味」と見なされることへのもどかしさ。
作品制作に集中したいときに娘が泣き出すたび、「母親」と「陶芸家」の間で引き裂かれるような気持ちになる日々。

おぶって制作しても、精神的に余裕がないから、思ったように手が動かない。
せっかくの注文をいただいても、子どもの突然の発熱や体調不良で納期に間に合わない。
周りには迷惑ばかりかけて、情けなくなる。
県外での展覧会のお話をいただいても断るしかない。
個展を計画しても、作品数が足りず、何より満足のいく作品を生み出せない。

何度も、「もう陶芸家を辞めたほうがいいのでは?」と思いました。

生活費を稼ぐために就職活動をしても、「小さな子どもがいる」という理由だけで不採用になることもあり、バイトすらも難しい現実。
気づけば、「社会から置いて行かれているような孤独」に心が押しつぶされそうでした。

20代の私は、不安定に揺れ動きながらも「無理やり」作家活動を続けていました。
辞める決断をする勇気もなければ、諦める理由も見つけられず、ただアートにしがみついていたのかもしれません。


子育てをしながら夢を追うお母さんたちへ

子育てをしながら夢を追いかけるお母さんたちに伝えたいことがあります。

「悩むのは当たり前。それでも続けることに意味がある。」

あの頃の私は、思い通りにいかない自分にずっとイライラしていました。
だけど、時間が経って振り返ると、あの苦しい日々があったからこそ今の私があるんだと気づきます。

集中できない日があっても、納期が守れない日があっても、完璧でなくても、それでも続けること。

子どもがいるからこそ、新しい視点が生まれることもあります。
そして、誰よりも「時間の使い方」が上手になれる!
今の頑張りを、子どもも、周りの人も、きっと見てくれています。

今日、振り袖姿の娘を見て、「私、諦めないでよかったな」と心から思いました。


最後に

みなさんの今の頑張りが、未来のあなたを強くし、きっと「ありがとう」と感謝される日が来ます。
頑張りすぎず、時には肩の力を抜きながら、自分を大切にしながら歩んでいってくださいね。

そして、いつか「諦めなくてよかった!」と思える日を迎えてほしいです。

 


 

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