矢印はどこを向いている?自分から外へ変えると、アートが仕事になる

アートは自己表現。でも、それだけではないという話

今日は、アートを仕事にする上で大切な「矢印の向き」と、アートが持つもうひとつの側面についてお話ししたいと思います。

多くの方が「アートは自己表現」と考えています。それは間違いではありません。
自分の内側にある感情や思いを形にして表現することは、アーティストにとって大切な活動の一部です。

でも、アートはそれだけではないんです。アートは“コミュニケーション”でもあるということを、ぜひ意識していただきたいのです。

アートにおける『矢印』とは、自分のエネルギーや意識がどちらに向かっているかを示すものです。
自己表現だけでは矢印は自分に向きがちですが、コミュニケーションを意識することで、矢印を外に向けることができます。


矢印の向きが示すこと

アートを自己表現として楽しむとき、矢印は自分に向いています。

たとえば

  • 絵が上手になりたい
  • 自分の作品を見てほしい
  • 有名になりたい

これらは、自分自身のためにアートをしている状態。
趣味や個人的な活動であれば、矢印が自分に向いていても何の問題もありません。むしろ、内面と向き合う素晴らしい時間です。

でも、アートを仕事にしたい、誰かに届けたいと思ったときには、この矢印を外に向けることが必要になります。

外に向く矢印とは、「アートを通じて誰かに何かを伝えたい」「何かを共有したい」という意識のこと。
つまり、アートをコミュニケーションの手段として捉える視点。


アートをコミュニケーションに変える矢印

矢印が外に向くと、アートが「誰かとのつながり」を生むツールになります。

たとえば

  • 地域を元気にするためのアート
  • 社会の課題に気づいてもらうためのアート
  • 子どもたちに夢や想像力を伝えるアート

これらの活動では、アートはただの自己表現ではなく、「他者と対話する手段」になっています。
アートを通じて何を伝えたいか、どんなメッセージを届けたいかを考えることが、仕事としてのアートの第一歩です。


アートは受け手がいて初めて成立する

私が「アートはコミュニケーションでもある」と思う理由は、アートは受け手がいて初めて成立するものだからです。

どんなに素晴らしい作品でも、それが見る人や感じる人に届かなければ、ただの自己満足で終わってしまいます。
もちろん、自己満足も大切だけど、「誰かの心に響く作品を作る」という意識を持つことで、アートの力は何倍にも広がります。


矢印を意識する習慣をつけよう!

では、どうすれば矢印を外に向け、アートをコミュニケーションとして活かせるのでしょうか?
私が提案したいのは、ビジネスモデルを書くことです。
矢印を外に向けるためには、アートの価値を他者に届ける仕組みが必要です。
その設計図がビジネスモデルです。

「どのように価値を生み出し、その価値をどのように届けて、対価を得るか」
簡単に言えば、「あなたの活動をどのように仕事として成り立たせるか」を見える化した設計図のようなものです。

たとえば、以下のようなことを整理できます:

  • 誰に届けるのか:自分のアートをどんな人に届けたいのか?
  • どんな価値を提供するのか:その人たちにどんな気持ちや体験を与えられるのか?
  • どのように届けるのか:作品を売るのか、ワークショップを開くのか、オンラインで提供するのか?
  • どうやって対価を得るのか:販売価格、受講料、寄付など、収益をどう得るのか?

これを整理することで、自分の活動の「矢印」がどこを向いているのかがはっきりと見えてきます。
そして、「自分のために」ではなく「相手に価値を届ける」という視点に変えることで、アートを仕事として成り立たせる第一歩を踏み出せるのです。

ビジネスモデルを作ることで、自分の活動に自信を持てるようになり、次に何をするべきかが明確になります。
だからこそ、アート活動を仕事にしたい方に、ビジネスモデルの作成をお勧めしています!

ビジネスモデルについては前回のブログをご覧ください。


アートが誰かと繋がり、そして社会に循環する

アートを仕事にするためには、自己表現の延長線上にコミュニケーションがあることを意識することが大切です。

矢印を自分だけでなく外へ向けることで、アートは新しい可能性を生み出します。
あなたのアートは誰かの心に届いて、その人の人生を少しだけ明るくしたり、考え方を変えたりするかもしれません。
そして、不思議なことに、そうした行動が「縁」や「運」を引き寄せるきっかけにもなるのです。

たとえば、自分のアートを誰かのために届けようとする気持ちが、思いもよらない出会いや共感を生み、それが新しいプロジェクトやコラボレーションに繋がることがあります。
矢印が外を向いていれば、周りからのサポートやチャンスが自然と巡ってくるようになるのです。

実際に私はそうやって「縁」や「運」を引き寄せて生きてきました。

これは、アートの持つ力が「つながり」を作り出すからこそ起こること。
あなたの作品や活動が、誰かの心を動かし、その人がまた別の誰かへとつなげていく。
そうした循環が、やがて大きな縁となり、あなたのアートの可能性を広げてくれるのです。

まずは、矢印を外に向けてみる。
その小さな一歩が、思いもよらない運や縁を引き寄せるスタートになるかもしれません。

私の個別講座では、60分かけてみなさんの矢印の向きや想いをじっくり伺い、その人に合ったビジネスモデルを一緒に考えています。
「どうしても矢印が自分に向いてしまう」という方でも、少しずつ視点を変えるお手伝いをしています。
困った時は、一人で悩まずにお越しください。

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ぜひ、今日から「矢印の向き」を意識してみてくださいね!
あなたのアートが、たくさんの人とのつながりを生み、社会に循環するきっかけになりますように🌟


 

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