空飛ぶ大仏と黄色いおばけが教えてくれたこと
見えないものが見えていた子ども
小さい頃、私はちょっと変わった子どもでした。
当時住んでいたアパートの2階の窓を開けたら「空を飛ぶ大仏」が見えたり、
おじいちゃんの家の畑では「黄色いおばけ」が見えたり。
でも、大人にその話をすると、笑われたり、心配されたりしました。
「この子、大丈夫なのかな?」
そんな顔をされるたびに、自分の感じたことや思ったことを話すのが怖くなっていきました。
気づけば、言葉では自分を表現できない子どもになっていました。
でも、絵を描くときだけは違いました。
紙の上に空を飛ぶ大仏を描いても、黄色いおばけを描いても、誰にも否定されない。
むしろ、「面白いね!」とか「これってどんな世界なの?」と興味を持ってもらえる。
アートの世界では、普通じゃないことも、そのまま受け入れられるんです。
そんな私を支えてくれたのが、6歳のときに出会った地元の洋画家の先生でした。
私はいわゆる「子どもらしい絵」を描く子どもではなく、どちらかというと暗くて大人っぽい絵を描いていました。
ポップで可愛いタッチではなく、ちょっと渋い雰囲気のものばかり。それでも、その先生はこう言ってくれたんです。
「渋いね。情緒があるね。この色がいいんだよ。」
初めて自分の絵を肯定してもらえた瞬間でした。
それ以来、先生のアトリエで絵を描く時間が私の一番の居場所になり、「いつか芸術家になるんだ」と心に決めたのを覚えています。
大人になった今思うのは、あの頃の私みたいに、「みんなと違う」と悩む子どもたちや、「普通じゃない感覚」を抱えている人たちがたくさんいるのではないかということです。
学校に馴染めなかったり、世間の「普通」に息苦しさを感じたりすることは、時に孤独や生きづらさにつながります。
でも、アートの世界だったら、空を飛ぶ大仏が見えても、黄色いおばけが見えても、「面白い!」と喜ばれる。
「みんなと違う」ということは、周りから理解されず悩む原因になるかもしれません。
でも、その違いを強みに変える方法を見つけたとき、自分らしい輝きが生まれると思います。
私は絵を通じてその方法を見つけることができました。
そして、アートの自由な世界が、私にとっての救いになりました。
このブログを読んでいる方、みなさんの周りにいる大切な人たちも、自分だけの表現方法を見つけられるはずです。
それが絵であれ、音楽であれ、文章であれ、「普通じゃない」と感じる自分を大切にしてください。その違いが、いつか特別な強みになる日が必ず来ます。
アートの世界は広くて自由です。どうか「みんなと違う」ことを恐れず、ぜひその違いを大切にしてください。
それが、あなただけの特別な強みになる日が必ず来ます。
今までに私と同じように、空飛ぶ大仏や黄色いおばけを見たことがある人に出会ったことはありません。
もし、見たことがある方がいれば、ぜひお知らせください!
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